2006年06月01日

初夏六月



この頃になると幼い頃が鮮明に思い出される。
山や里は草木が繁り川や池には生き物が活発に動きはじめ、
蛙やへびや虫は友達であり、雑草や木の実はおやつや食糧だった。
川幅が1メートルにも満たない小川には真しじみが居たし、
鳥貝や川ニナや鮒、川むつ、たなご等がいた。
水草が繁りかなりの流量があり、米を研いだり野菜を洗ったりする
生活用水であった。田んぼにはメダカ、どじょう、タニシ、ヒル、水かまきり、
ゲンゴロウ等々、水生昆虫がわんさといた。
しじみやどじょうは手近な味噌汁の材料になった。
街路灯等ない漆黒の夜になると麦の熟した匂いの中、無数の蛍が
乱舞するナイトショーが出現した。
蛙の太ももは焼いて食べたし、まむしを捕らえては、皮を削ぎ、
生干ししたのを焼いていた。こちらは大人達の強精剤だったらしい。
鶏の卵は貴重品であり、病気にでもならないと口にできなっかたし、
もみがらの中にうずめられた卵は、お見舞いの定番だった。
折りしも野鳥の繁殖期である。ガキ共は、こぞって野鳥の巣を求めて
山に入り、その卵をせしめた。カラス鳥だけは執拗に襲ってきたが、
それにひるむ様なガキは1人もいなかった。
カラスの巣には3〜5個の卵があり、うずらの卵をひと回り大きくした位の
ものである。それを帽子に入れ、かずらや草で編んだ縄を使い、
下で待つガキ共が回収する。
草むらの巣は、キジか、山鳥か?小枝の巣は小鳥だろう。
手当たり次第、卵を集めては、ゆで卵を作り、生梅に塩をつけて、かじり
卵を喰った…。まだあるが次の機会に。
記憶のなかでしかない出来事の数々、戻れるものなら、戻ってみたい。
だが、自然はもう昔の姿ではない。


今月の昔話はいかがでしたか?
この続きは是非お店てれすこでどうぞ、おやじ本人にお聞きください…。(笑)

posted by てれすこ親父 at 10:00| 絵日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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