2009年02月01日

うさぎ追い



ずぅ〜っと昔。小学校の五、六年生の頃のお話。
「兎追いし、かの山、小鮒釣りし、かの川。」皆んな知ってる童謡がある。
雪の降るこの頃、鮒は釣れないが、兎追いは、随分とやらかした。
いくつかの条件が揃えばすぐに山に入った。

まず、新雪があること。
悪ガキ数十人集まること。
犬が一匹以上いること。
網が一枚。空き缶等のガラクタ。棒。

この時代の犬は放し飼いで、平気で家々を出入りし、悪ガキ共とは仲間であり同志であった。
決行の日、犬たちは勇んで飼って知ったる山に入って行く。

運がよければ、やがて兎を追い出してくる。
犬の吠える声がだんだん近づいてくる。やがて兎が現れ、犬が五、六メートルの差で追ってくる。
兎は追われると同じ逃げ道を2回通る習性がある。足跡を確認し、やがて通るであろう谷川に網を張る。
親分閣のガキがこん棒を持って、網元を陣取り、下っぱのガキは山側から奇声を発し、空き缶をたたき、網に追い込む勢子をつとめる。

網に追われた兎は、こん棒で頭ぶん殴られるはずであった。
一冬で何回もやったが、一度も暴力行為を見ることはなかった。
六十年程前、動物性蛋白の乏しかった頃の出来事。
posted by てれすこ親父 at 00:00| 絵日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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