2015年11月02日

かずら



みんな子供だった頃。食料事情が極端に悪く、喰えるものなら何でも喰ってやろうと言う時代に生きてきた。
小学生の頃だったと思うが、小鳥や野うさぎを追って山に入った。
雪の降る中、緑の葉陰から赤い実があちこちにあるのが見えた。

それが美男かずらとは知らなかったが、一度だけ食べてみたことがあった。
甘くなく、酸っぱくもなく、何とも不思議な味だったから、二度と口にしたことはない。
先人達がこのかずらの茎から整髪剤を作っていたと知ったのは、子供を卒業してからだった。その頃、茎から粘液が出ることは知ってはいたが、ネバネバを利用する術は知らなかった。

てれすこ爺
posted by てれすこ親父 at 17:22| 絵日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年10月01日

願い事



暦の上では神無月になるが、出雲地方では神在月となる。
物心ついてから、ずうっと無意識に、神在月という環境で育ってきたので、私達には違和感はないが、他所から来た人達は、意識して心の恩恵に期待しているのだから、かなりの違いはある。
出雲大社には、人がごったがえし、市内のホテルは満室状態が続く。お陰様で私達の店でも、国内外のお客様で多忙な日が続くことになる。
神在月に島根を訪れる人のほとんどが、出雲大社に足を運ぶのだが、ここの神社は女神が奉られているので、カップルで拝むとヤキモチを焼くと昔からの言伝えがある。
真偽の程は別にして、触らぬ神にたたりなしである。

八百万の神々に、いろいろな願い事いっぱい。

てれすこ爺
posted by てれすこ親父 at 16:38| 絵日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年09月01日

影法師




若い人はいいなあ。


いつまでも一つになって居なさい。


てれすこ爺
posted by てれすこ親父 at 16:00| 絵日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月01日

百合



七十年前の現実は、夢や幻とあまり差はない。

そこは薄暗くて笹が繁り、潅木があちこちに育ってはいたが、樹木の名前までは記憶にない。
水田に続く丘を登ると、畑が続いており、その奥が森になっている。
いつも遊んでいた里山の範囲ではあるものの、森の中に少しだけ踏み入った場所にあった。

何故そこに一人で居たのかは確かではないのだが、今でも百合が咲いているのか確認しようと、意を決して(それだけ大袈裟ではないが、ただぶらぶらしていただけ)現場に行ってみることにした。

大凡の見当をつけて車の轍に沿って森に入り、行ける所まで進んでいった。
やがて轍が終わり、森の中に向って一本の細道が私を案内するかのように続いていた。
それを進むと、どこかで見た様な崖が現れ、少しなだらかな斜面に笹が繁っている所に出る。
樹木は大きく育ち、杉や桧の大木があちこちにあり、アケビのつるが絡まっている。
笹の中にドライフラワー化した山紫陽花が数株残っていたが、百合の姿など見当たらなかった。七十年の時間が植生まで変えてしまっていた。

車をそのままバックして森から抜け出ると、夕方になっていた。

てれすこ爺
posted by てれすこ親父 at 12:19| 絵日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年07月01日

寿命



日本の平均寿命にはまだ間があるのに、最近、同年の友人が次々と星になっている。

我が家にはトラとシロの猫がいる。いずれも元野良猫で、5歳と7歳位になる。
猫の平均寿命は15歳位だから、あと10年程は我が家にいる計算になる。
この猫達の最期を看取ってやり、庭の片隅の宍道湖が一望できる白椿の根元に埋めてやろうと思っているから、あと10年は俺が生きていなくてはならない。

90歳近くまで生存可能だろうか。
未知への不安の毎日が続く。

てれすこ爺
posted by てれすこ親父 at 14:08| 絵日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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